エレクトーン教室のオンラインレッスンで発生した「雑音トラブル」を解決!
この記事で得られる3つのこと
- 延長コードが引き起こす“ノイズ”や火災のリスク
- 専門家が行う安全でスマートなコンセント増設方法
- 延長コードの交換時期と正しい使い方
ご相談のきっかけ
足立区のマンションでエレクトーン教室を運営されているお客様から、
「Zoomでレッスン中に雑音(キーン音)が入る」とのご相談をいただきました。
オンラインレッスンでは、エレクトーン・パソコン・スピーカー・照明・カメラなど、
複数の電源が一か所に集中しがちです。
音声トラブルの多くは、電源系の干渉(誘導電流)が原因の場合があります。
現場調査:延長タップを一つずつ外して確認
こうした場合、まず行うのは「ひとつずつケーブルを外して確認する」作業。
配線を一度すべてリセットして、原因を特定していきます。
そして、ひとつ目の延長タップを外した瞬間——「ビンゴ!」でした。
長年使用していた古い延長コードが、どうやら雑音の発生源。
おそらく経年劣化により、内部で誘導電流が生じていたようです。
延長コードにも「寿命」があります
意外と知られていませんが、延長コードは消耗品です。
一般的な使用環境では、おおよそ5〜7年が交換の目安とされています。
特に次のような状態のものは早めに交換をおすすめします。
- コードが硬くなっている、またはねじれて戻らない
- プラグや差込口が変色・焦げ跡・発熱がある
- 家具の下などで押しつぶされている(これは新しいコードでも危険!)
水道ホースを踏み潰すと水の流れが悪くなるように、
電気のコードも圧迫されると内部の銅線が変形して通電が不安定になります。
結果的に、発熱・ショート・発火の原因になることもあるのです。
見た目がきれいでも、内部が損傷しているケースは多いので、
「使える」ではなく「安全に使える」かどうかを基準にしましょう。
プロの判断:延長コードをやめて専用コンセントに
新しい延長コードに交換しても、同じ現象が起こる可能性があります。
また、延長コードは発熱・トラッキング火災のリスクも高く、
エレクトーンのような高負荷機器には不向きです。
そのため、今回は安全性を優先し、
「延長タップを廃止して、壁に新しいコンセントを増設」する方法を選びました。
💡 専用コンセントなら、電源の取り回しも安定し、
ノイズ・過電流・発熱といったリスクを根本から防げます。
工事内容と施工ポイント
追加したのは4口の壁埋め込みコンセント。
幸いなことに、設置場所の真裏が分電盤だったため、
壁内(隠ぺい)配線でスマートに施工することができました。
また、演奏時のペダル操作に干渉しないよう、
「ペダルを避けた位置」に設置。
見た目の美しさと使いやすさの両立を意識しました。
施工前は延長タップがいくつも重なり、足元がコードだらけで掃除もしにくい状態でしたが、施工後は壁まわりがすっきり。
ペダルまわりの安全性も格段に向上しました。
作業データ
項目 | 内容 |
---|---|
施工場所 | 東京都足立区・マンション(エレクトーン教室) |
作業時間 | 約1時間 |
工事内容 | コンセント4口増設(壁内隠ぺい配線) |
工事料金 | 約12,000円(税抜き) |
難易度 | ★★☆☆☆(中) |
施工後の変化
コンセントを独立させたことで、
「キーン」というノイズが完全に消失。
オンラインレッスン中も音がクリアになり、
電源まわりのトラブルは一切発生しなくなりました。
お客様からは、
「足元がスッキリして、ペダルも踏みやすくなりました!」
「もう延長コードに戻れません!」
と嬉しいお言葉をいただきました。
まとめ:音と安全、どちらも守る配線設計
延長タップは一時的な便利さの代償として、ノイズ・発熱・火災のリスクを抱えています。
電気を扱う教室やスタジオでは、「音の安定」と「安全」を両立できる専用電源を確保することが大切です。
🔌 延長コードを減らして、空間も音もクリーンに。
でんきのひがき屋では、用途に合わせた安全設計をご提案しています。
🔧 最後まで読んでいただきましてありがとうございます
東京都足立区の電気工事店「でんきのひがき屋」の檜垣(ひがき)がお届けしました。
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