「電気代が高い!」
毎月の請求書を見て、そう感じている方も多いと思います。
ですが実際には、節約を意識していても「どの家電を優先的に見直せばいいのか」が分からず、なんとなく我慢したり、中途半端な節電に終わってしまうケースが少なくありません。
今回はまず 電気代の仕組み を整理したうえで、効率よく節約できる 家電ごとの優先順位 をお伝えします。
電気代はどう決まる?
基本はとてもシンプルです。
電気代=基本料金+(使用量 × 単価)
つまり、どれだけ電気を使ったかで料金が決まります。ただし単価は一律ではなく、使用量に応じて段階的に高くなる仕組みです。いわゆる「段階料金制」で、たくさん使う家庭ほど割高になるのです。
1kWh=31円は目安にすぎない
よく「1kWhあたり31円」と書かれていますが、実際は契約プランや使用量によって25〜40円前後まで変動します。
このため、正確に把握するには 自分の請求書を確認することが一番確実。
「とりあえず31円で計算する」のは目安としては便利ですが、節約効果を数字で見たいなら請求書をベースに考えるのがおすすめです。
優先順位を考えるカギは「消費電力 × 使用時間」
「電力を多く必要とする家電」と聞くと、ドライヤーや電子レンジのように強力な家電を思い浮かべるかもしれません。
でも実際の節約効果を考えるなら、消費電力が大きいかどうかだけでなく、どのくらい長く使うか が重要です。
- ドライヤー:消費電力は1200Wと大きいですが、使うのは1日10分程度。
- エアコン:冷暖房で600〜1000W程度を使い続け、数時間〜1日中稼働することも。
- 冷蔵庫:150W前後と小さめでも、24時間365日稼働。
👉 つまり本当に最初に見直すべきは、「消費電力が高く、長時間使用する家電」 なのです。
優先順位の実例
ここで、家庭の節電を考えるうえでの優先順位を整理してみましょう。
- 消費電力が高く、長時間使う家電
- エアコン(特に暖房)
- 冷蔵庫
→ 家計に占める割合が大きいので、ここを効率化するのが一番効果的。
- 消費電力は中程度だが、使用時間が長い家電
- 照明(古い蛍光灯→LEDへ)
- パソコンやテレビ(つけっぱなしの時間を減らす)
- 消費電力は大きいが、使用時間が短い家電
- ドライヤー
- 電子レンジ
→ 気にはなるが、節約効果は小さいため優先順位は低め。
- 待機電力
- テレビ、電子レンジ、ルーター、充電器など
→ 年間で数%を占めるので、最後に取り組む項目として考える。
- テレビ、電子レンジ、ルーター、充電器など
まずは「1日あたり」で計算してみよう
具体的にイメージしやすいのは、家電ごとに 1日あたりの使用電力量(Wh) をざっくり計算してみること。
例えばドライヤーなら
1200W × 0.2時間(約10分)=240Wh(=0.24kWh)
→ 1日あたり約7円
一方エアコンなら
800W × 6時間=4800Wh(=4.8kWh)
→ 1日あたり約150円
こうして並べると、どこを優先して節約すべきか一目瞭然ですよね。
効率的に使う工夫が節約につながる
重要なのは「とにかく使わない」ではなく、効率的に使うこと。
- エアコンならフィルターを掃除し、サーキュレーターで空気を循環させる
- 冷蔵庫なら詰め込みすぎを避け、温度設定を見直す
- 照明ならLED化するだけで大きな効果
こうした工夫は、快適さを保ちながら無理なく電気代を減らせる方法です。
まとめ
- 電気代は「基本料金+使用量×単価」で決まる
- 本当に優先すべきは「消費電力が高く長時間稼働する家電」
- エアコンと冷蔵庫は最重要ターゲット
- ドライヤーなど短時間使用の家電は優先度が低い
- 家電ごとの「1日あたりの消費量」を計算すると、節約ポイントがはっきり見える
次回は、家庭の電気代の大部分を占める エアコンの節電術 を具体的に紹介します。どうぞお楽しみに!
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