現場で出逢った小さな命 ― 看板猫「シャア」と「セイラ」の物語(第2話)

でんきのひがき屋ブログ

初めての病院で大暴れ!

我が家にやって来てから、まだわずか1週間。
小さな体で不安そうに鳴いていた2匹を、初めて動物病院へ連れて行く日がやってきました。

選んだのは、先代の猫「はな」がお世話になった病院。
「またご縁があれば、ぜひ連れてきてください」と言ってくださった先生との約束を果たす日でもありました。


キャリーバッグとの格闘

出発前からすでに一騒動。
セイラはおとなしくキャリーバッグに入ってくれましたが、シャアは全力で拒否。
人慣れしていないため素手では危なく、現場で使う耐切創手袋を装着してようやく捕獲。
バッグに収めた瞬間から「みゃー!みゃー!」の大合唱。

助手席の妻と顔を見合わせ、「これ、本当に大丈夫かな…」と心配になったほどでした。


診察券に刻まれた名前

受付で最初に聞かれたのは「お名前は?」。
診察券は2匹で1枚。
そこに印字されたのは「檜垣 シャア」「檜垣 セイラ」。

その文字を目にした瞬間、思わず「おぉ…」と声が漏れました。
小さな命が、正式に「家族」として認められたようで、不思議な重みを感じたのです。


先生の診断と“ダジャレ誕生日”

診察のなかで先生から言われたのは「生後1か月半くらいですね。おそらく4月上旬の生まれでしょう」ということ。
妻は「先生がシャアの誕生日にちなんでくれた」と勘違いしていましたが、実は違います。

本当のところは――僕が勝手に「シャアだから、覚えやすいし4月8日でいいじゃん!」と決めただけ。
ただのダジャレです(笑)。
でも、そうやって決めた日がいつの間にか誕生日として定着していくから不思議なものです。


診察室で大暴れ!

診察はセイラから。
少し目ヤニが出ていたのですが、大きな問題はなし。
先生に抱かれてもじっとしている優等生でした。

続いてシャア。
キャリーバッグから出された瞬間、「シャーッ!シャーッ!」と威嚇。
小さな体で毛を逆立て、必死に先生の手に抵抗します。

先生は苦笑しながら「これは威嚇じゃなくて、怖くて出ちゃう“シャー”ですね。こっちの子はヘタレくんだ」とひと言。
僕は「かっこいいシャアとは真反対だなぁ」と苦笑いするしかありませんでした。

このとき、オスメスの確認もしてもらいました。
里親探しのときに詳しい方から「多分オスとメス」と見当はついていましたが、この日正式に確認が取れ、「兄妹です」と胸を張って言えるようになったのです。


初めての検査と費用

初診では触診に加え、検便も実施。
猫トイレの便をジップロックに入れて持参し、寄生虫がいないか確認していただきました。
結果は問題なし。
ただ「これは何度か繰り返して確認しましょう」とのこと。以後、通院のたびに検便持参が我が家のルールになりました。

ノミ対策については、月齢が小さくて首に垂らす薬が使えず、スプレー式で対応。
処置後に少しフラフラしていた姿は、今でも印象に残っています。

費用は合計4,510円。
診察料は、先代「はな」のカルテを残してくださっていたおかげで「再診扱い」となり500円。
検便が2匹で1,000円。
ノミ駆除スプレーが2匹で2,600円。
思っていたよりも安く、ありがたかったのを覚えています。


驚きの600g

そして体重測定。
シャアもセイラも、わずか600gほど。
先生からは「生後1か月半にしては少し小さいですね」と言われました。

僕自身も「ちゃんとご飯を食べられていなかったのかもしれない」と感じていました。
それでも健康状態に大きな問題はなく、無事に診察を終えられたことに安堵しました。

小さな体ながら、必死に生きようとする姿に「これからは安心して大きくなってほしい」と強く願ったのを覚えています。


次回予告

こうして迎えた初めての病院。
セイラは優等生、シャアは大暴れ。
早くも性格の違いがはっきりした出来事でした。

次回は――
あだ名が増えすぎて「本名がもう分からない事件」をお送りします。
呼び方のせいで家族が混乱!? どうぞお楽しみに。

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