浴室乾燥機の交換|費用相場・交換時期・失敗しない選び方をプロが解説

BLOG & INFO

浴室乾燥機を交換する前に知るべきポイントと費用

「浴室乾燥機の調子が悪い」「そろそろ交換した方がいいのかな?」

そう感じていてもいざ交換となると、

  • どのタイミングで交換すべきか
  • どんな浴室乾燥機を選べばいいのか
  • 交換費用はいくらぐらいかかるのか

分からないことだらけだと思います。

この記事では、主に「電気式の浴室換気乾燥機(天井埋込タイプ)」の交換を検討している方が、事前に知っておくと安心なポイントと費用の目安を、できるだけわかりやすくまとめました。

※ガス式の浴室暖房乾燥機などは、ガス事業者・ガス工事店へのご相談が必要です。

  • 交換のタイミング(交換すべきサインと判断基準)
  • 浴室乾燥機の種類と特徴(電気式を中心に)
  • 現地調査でプロが何を見ているか
  • 省エネ性能・静音性などの性能の見方
  • 本体価格と工事費の相場、追加費用の内訳
  • 施工の流れと注意点
  • 交換後に気をつけたいトラブルとアフターケア

この記事を読んでいただくと、

「うちの場合、今交換した方がいいか?」
「合計でどれぐらいの費用を見ておけばいいか?」

がイメージしやすくなります。


浴室乾燥機交換の基礎知識

浴室乾燥機は、湿気対策・カビ対策・洗濯物の乾燥・冬場のヒートショック対策など、毎日の快適さと安全性に関わる大切な設備です。

ただし、家電と同じく寿命があり、長く使っていると

  • 乾きが悪くなる
  • 音がうるさくなる
  • ニオイや水漏れがする

など、さまざまな症状が出てきます。

ここではまず、

  • 交換すべきサイン
  • 浴室乾燥機の主なタイプ

を押さえておきましょう。

交換すべきサインと判断基準

浴室乾燥機の交換を考えるときは、

「機能の低下」「安全性」「経済性」の3つの視点で見ると分かりやすいです。

1. 機能低下のサイン

次のような症状があれば、機能がかなり落ちているサインです。

  • 以前より乾燥にかかる時間が明らかに長くなった
  • 連続運転すると、ゴーッという異音や振動が大きい
  • 運転中に焦げたようなニオイがする
  • 風量が弱く、風がほとんど出ていない
  • 暖房モードにしても、以前ほど暖かくならない

一時的な不具合ではなく、「最近ずっとそう」という状態が続いている場合は要注意です。

2. 安全性の面で危険なサイン

浴室乾燥機は電気機器です。安全面の異常は優先的にチェックしたいポイントです。

  • 電源スイッチやリモコン周辺が異常に熱くなる
  • 小さな異音が続いている
  • 運転するとブレーカーがたまに落ちる
  • 7年以上使用している

これらは感電や火災のリスクにつながる可能性があります。

こうした症状がある場合は、修理か交換を早めに検討しましょう。

3. 経済性(お金)の視点

修理と交換で迷うときは、費用のバランスを見ます。

例えば、

  • 古い機種より、新しい機種の方が明らかに節電効率が良さそう
  • 使用年数が7年以上経過している

こういった場合は、継続使用より交換の方が長い目で見て得になるケースが多いです。


主要な浴室乾燥機のタイプと特徴

今使っている浴室乾燥機によって、交換できる機種や工事方法が変わります。

ここでは、一般的な電気式浴室換気乾燥機の主なタイプを2つ紹介します。

1. 天井埋込型(換気扇一体型・天井に設置するタイプ)

  • 浴室の天井に本体を埋め込むタイプ(換気扇との兼用タイプが一般的)
  • 見た目がスッキリしていて、浴室のデザインを邪魔しない
  • 暖房・乾燥ともにパワーのある機種が多い
  • 比較的静音性に優れたモデルが多い

ただし、

  • 天井に開口が必要
  • 天井裏のスペース・ダクト経路などの条件がある

ため、設置条件の確認と工事費はやや高めになる傾向があります。

2. 部屋暖房機能付き・多機能タイプ(電気式)

  • 浴室乾燥機能に加えて、強力な暖房やタイマー機能などが充実したタイプ
  • 冬場の入浴前後の寒さ対策に効果的
  • 上手に使うと光熱費の削減につながる場合もある

ただし、

  • 機能が多いぶん操作が複雑になりやすい
  • 設定・メンテナンスに少し手間がかかる

といった面もあります。

ガス式の浴室暖房乾燥機もありますが、工事内容や必要な資格が異なるため、ガス機器の場合はガス事業者やガス工事店に相談してください。


現地調査のポイント

浴室乾燥機の交換をスムーズに行うためには、事前の現地調査がとても重要です。

現地調査で何を見ているかを知っておくと、見積もり内容の理解もしやすくなります。

現地調査では、主に次の3点を確認します。

  1. 設置スペースと寸法
  2. 配線・換気の適合性
  3. 既存設備との相性と取替え方法の選択肢

設置スペースと寸法の確認

まずは、新しい浴室乾燥機がちゃんと収まるかを確認します。

チェックする主なポイントは、

  • 現在の本体サイズ(幅・奥行き・高さ)
  • 天井の開口寸法
  • 周囲にどれだけスペースがあるか
  • 天井裏のスペース
  • ドアの開閉や、人の出入りの邪魔にならないか

最近の機種は、旧型より少し大きくなっている場合もあります。

スペースがギリギリだと、

  • 取り付け自体ができない
  • 将来のメンテナンスがしづらい

という問題が出てくるため、寸法の実測はとても重要なポイントです。

配線・換気の適合性チェック

浴室乾燥機は、電気・換気がきちんと揃ってはじめて性能を発揮できます。

  • 電気(配線・電源容量)
    • 専用回路があるか
    • ブレーカーの容量は足りているか
    • 漏電遮断器の有無
    • 浴室という水回りにふさわしい、防水処理がされているか
  • 換気
    • 排気ダクトの太さ・長さ・曲がり具合
    • 既存の換気扇・換気経路との干渉がないか
    • 新しい機種の必要換気量を満たせるか

これらが合っていないと、

  • 乾燥能力が発揮できない
  • 電気代がムダにかかる

などのトラブルにつながります。

既存設備との適合性と取替え方の選択肢

現地調査では、「今あるものをどこまで活かせるか」も重要なポイントです。

  • 既存の換気ダクトがそのまま使えるか
  • 電源をそのまま使えるか、専用回路が必要か
  • 撤去した跡をどう仕上げるか(開口部・下地・仕上げ材など)

既存のものをうまく再利用できれば、工事費や工期を抑えられる可能性があります。

逆に、配線・ダクトの状態が厳しい場合は、追加工事費用がかかることもあるので、事前にしっかり説明を受けるのがおすすめです。


省エネと性能比較ポイント

浴室乾燥機を選ぶときに、

「どの機種がいいのか分からない…」という悩みで多いのが、

  • 電気代(省エネ性能)
  • 暖房のパワー
  • 静音性(どれくらいうるさいか)

といった部分です。

ここでは、パンフレットや仕様表のどこを見ればいいかを整理します。

エネルギー消費とランニングコスト

省エネ性能を見るときは、主に次のような項目をチェックします。

  • 年間消費電力量(annual energy consumption)
  • 定格消費電力(W)
  • 待機電力(待機時の消費電力)

とはいえ、数字だけ見てもイメージしづらいので、

「1か月で何時間くらい使うか?」

をざっくり想定して、電気代に換算してみると分かりやすくなります。

目安としては、同じクラスの機種でも、省エネタイプの方が月あたり数百円〜千円前後安くなることもあり、1年・5年と積み重ねると意外と差がつきます。

ただし、実際の電気代は

  • 使用頻度(毎日使うか、ときどきか)
  • 浴室の広さや断熱性能
  • 換気ダクトの状態

にも左右されるため、「カタログ値+自分の使い方」で考えるのが現実的です。

暖房出力と風量の比較

暖房能力や乾燥性能を見るときは、次のポイントをチェックします。

  • 定格暖房出力(kW)
  • 温度が上がるまでの時間(目安)
  • 風量(m³/hなど)

浴室のような小さな空間では、

  • 暖房出力が高すぎると、一部だけ無駄に熱くなる
  • 風量が弱すぎると、湿気がこもって乾きが悪い

ということが起こります。

「浴室の広さ・天井の高さ・窓の有無」などを考えながら、バランスの良い機種を選ぶのがポイントです。

静音性と運転音

静音性は、毎日使う設備だからこそ重要なポイントです。

仕様表には、運転音が「dB(デシベル)」で表示されていることがあります。

  • 低速運転時の音
  • 最大運転時の音
  • 「静音モード」「夜間モード」の有無

などを比べると、機種ごとの差が見えてきます。

また、実際には

  • 浴室の広さ・形
  • 壁や天井の材質
  • ダクトの取り回し

によっても音の伝わり方が変わります。

「静音設計」「振動吸収」などの記載がある機種は、長時間使ってもストレスが少ないというメリットがあります。


費用の内訳と見積もりの抑え方

浴室乾燥機の交換費用は、本体価格だけでなく、工事費や追加費用も含めた“トータル”で考える必要があります。

ここでは、

  • 本体価格の目安
  • 工事費の目安
  • 追加費用の内訳
  • 見積もりでチェックしておきたいポイント

を整理します。

本体価格の相場とメーカー別の傾向

浴室乾燥機の本体価格は、次のようなイメージです。

  • エントリーモデル:約6〜10万円台
  • 中堅クラス:約10〜15万円台
  • 高機能モデル(多機能・スマホ連携など):15万円以上〜

価格が変わる主な要素は、

  • 暖房能力・風量(パワーの違い)
  • 乾燥時間の速さ
  • フィルター・湿度センサーなどの付加機能
  • スマホアプリ連携・自動運転などの便利機能
  • 設置方式(天井埋込など)

また、メーカーによって

  • アフターサポートの充実度
  • 部品の入手しやすさ
  • 保証期間の長さ

なども違います。

長く安心して使いたい場合は、価格だけでなく「サポート面」も含めて検討するのがおすすめです。

工事費・取付費の目安

工事費は、現場の状況や作業内容によって変わりますが、おおよその目安は次の通りです。

  • 標準的な交換工事のみ:約3万〜8万円前後
  • 配線の引き直し・ダクトの大きな変更を伴う場合:それ以上になることも

内訳としては、

  • 既存機器の取り外し・撤去
  • 新しい浴室乾燥機の取り付け
  • 配線・ダクトの接続
  • 動作確認・試運転

追加費用(部材・廃材処理・撤去費用など)

見積もりで見落としがちなのが追加費用です。代表的なものは次の通りです。

  • 部材費
    • 取り付け金具
    • ダクト・配線ガイド
    • 防水処理材 など
  • 廃材処理費
    • 古い浴室乾燥機の回収・運搬・処分費用
  • 撤去費用
    • 古い機器の解体や、天井の補修が必要な場合の作業費
  • その他の諸費用
    • アクセスしづらい場所での作業費
    • 養生費(周囲を傷つけないための保護)

追加費用を抑えるコツは、

  • 現地調査のときに「追加工事が必要になりそうな箇所」を詳しく確認してもらう
  • 見積書に「標準工事」と「追加工事」が分けて書いてあるかチェックする
  • 撤去・廃材処分費が含まれているか確認する

ことです。


施工の流れと注意点

「浴室乾燥機の交換工事って、どれくらい時間がかかるの?」

と不安になる方も多いと思います。

一般的な流れと、時間の目安は次の通りです。

施工日程と期間の目安

  1. 事前打ち合わせ・現地調査(約30〜60分)
    • 設置場所・配線・ダクトの状況を確認
    • 必要な部材・工事内容を整理
    • 正式な見積もりを作成
  2. 取替え工事(約3〜6時間)
    • 既存機器の取り外し・撤去
    • 新しい浴室乾燥機の取り付け
    • 配線・換気ダクトの接続
    • 試運転・動作確認
  3. 最終チェック・使い方の説明(約30分)
    • 暖房・乾燥・換気の動作確認
    • 異音・排気の状態をチェック
    • リモコンやタイマーの使い方を説明
    • 養生をはがし、清掃して完了

※配線やダクトを大きく変更する場合は、1日以上かかるケースもあります。

施工時の養生・安全対策

工事中は、次のような点に気をつけながら作業します。

  • 床・壁・浴槽を養生シートで保護して、傷や汚れを防ぐ
  • 高所作業がある場合は、脚立・足場を安全に設置
  • 電源のオン・オフを徹底し、感電を防止
  • 水濡れ・湿気による配線のトラブルを避けるための防水処理

丁寧な業者ほど、養生と清掃にしっかり時間をかける傾向があります。

事後の点検と保証

工事が終わったら、次の点を確認しておきましょう。

  • 実際に運転して、
    • 暖房がしっかり効くか
    • 乾燥モードで風がしっかり出ているか
    • 異音・異臭がないか
  • 排気の状態のチェック(湿気がこもっていないか)
  • リモコン・タイマーなど各モードの動作確認
  • 保証書・工事証明書を受け取る

本体保証と工事保証の期間は必ず確認して、書類は大切に保管しておきましょう。


トラブルとアフターケア

交換して終わりではなく、長く安心して使うためにはアフターケアも重要です。

ここでは、よくあるトラブルと対処の基本をまとめます。

よくある不具合と対処法

代表的な不具合としては、

  • 排気風量が弱くなる
    • フィルターの目詰まり
    • ダクトの折れ・詰まり
  • 運転音が急に大きくなる
    • ファンの摩耗
    • モーターの潤滑不良
    • 取り付けの緩み
  • 天井まわりの湿り・シミ
    • 結露がたまりやすい環境
    • ダクト周辺の断熱不足 など

対処の基本は「定期的な点検と清掃」です。

  • 使用前後に、異音・異臭・振動がないか意識して聞く
  • フィルター・排気口のホコリを定期的に掃除する
  • 天井や壁に濡れ跡・シミがないか、ときどきチェックする

自己判断が難しい場合は、無理をせずに施工店やメーカーに相談しましょう。

保守・点検の頻度と方法

目安としては、

  • 定期点検:年2回(春・秋など)
  • フィルター清掃:月1回程度(使用頻度が高い季節は増やす)
  • 異常を感じたとき:できるだけ早く点検を依頼

「なんとなくおかしいな」と感じたまま使い続けると、故障の拡大や火災などの安全上のトラブルにつながることがあります。

補助金・リフォームローン・保証制度

浴室乾燥機の交換やリフォーム内容によっては、

  • 省エネリフォームの補助金
  • 住宅リフォームローン
  • メーカーの延長保証
  • 工事保証

などを利用できる場合があります。

これらの制度は、

  • 自治体のリフォーム補助金
  • 省エネ・脱炭素関連の助成金
  • 金融機関のリフォームローン

などと組み合わせて検討できますが、年度ごとに条件や内容が変わることが多いため、

  • 工事前に業者や自治体の窓口に確認する
  • 申請に必要な書類(見積書・契約書・施工写真・領収書など)を早めに揃えておく

ことが大切です。


交換前に「タイミング」と「費用感」を整理しておきましょう

浴室乾燥機の交換は、そう頻繁にあるものではありません。

だからこそ、

  • 交換すべきタイミング
  • 自宅の浴室に合うタイプ
  • 本体価格+工事費のトータル予算
  • 省エネ性・静音性・保証内容

といったポイントを事前に理解しておくことで、

ムダな出費やトラブルを避け、納得のいく交換工事につながります。

「そろそろ交換かな?」と感じたら、まずはこの記事でご紹介したポイントを参考にしながら、現地調査と見積もりの相談をしてみてください。

そのうえで、複数社の提案をじっくり比較すると、ご自宅にとってベストな浴室乾燥機交換の計画が見えてきます。


🔧 最後まで読んでいただきましてありがとうございます

東京都足立区の電気工事店「でんきのひがき屋」の檜垣(ひがき)がお届けしました。

電気のお困りごとがあれば、
LINE公式アカウントからお気軽にご相談ください!
初回工事限定で「10%OFFクーポン」を配布中です✨

▼ LINEで友だち登録はこちら ▼

この記事の著者

檜垣 一頼

電気・空調工事歴38年。空港、高層建築、発電所など多様な現場で培った技術をもとに、家庭のエアコンから専門的な電気設備まで幅広く対応。「でんきのひがき屋」代表として、最適で安全な工事を提供している。図面通りではなく、その家にとって本当に必要な施工を見極める現場主義を貫き、代表自ら全ての現場に伺う“責任施工”が信条。安心して任せられる職人の仕事を大切にしている。

コメントは受け付けていません。

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2025 東京ライフスタイルホールディングス合同会社 All Rights Reserved.

CLOSE